「在庫」なのに「無」とか「有」。
不思議ですよね。
不思議ですけど、ebayに限らず転売には「無在庫販売」と「有在庫販売」という方法があるんですよ。
商品が「有」から販売するのはわかるけれど、
「無」いのに売るってどういうこと?
このページを読むと「無」を売るってどういうことか、
「無在庫」と「有在庫」とどちらがいいのか、
とかいろいろわかりますよ。
ではどうぞ!
目次
まず無在庫とは何?
ここにも書いたんですけれど私は主に、というかほぼ98%無在庫で販売しています。
無在庫とは読んで字のごとく、在庫がありません。
「え?それじゃあどうやって売るの?」って話になるんですが、在庫がないというのは「手元にない」というだけ。
ご近所のお店や、ネット上には存在している商品を売ろう。
自分の手元にはないけれど、日本中のどこかにはあるものを、プラットフォームやネットショップに並べて売ることを無在庫販売といいます。
やり方は普通に在庫がある商品とそんなに変わりませんが、仕入れるタイミングが異なります。
有在庫は事前に商品を買って(仕入れて)、自分のショップに並べ販売します。
無在庫は自分のショップに、売りたい商品の写真や説明文を書いて出品し、注文が入ってから仕入れます。
商品を仕入れるタイミングが違うわけです。
その後の発送作業なんかは同じです。
そういえば少し前に「メルカリで買ったのにアマゾンの箱で届いた」という騒動がありました。
これなんかはまさしく無在庫です。
アマゾンの方が安い価格のものを、メルカリの相場で出品する。
注文が入ったらアマゾンで購入して、届け先をメルカリの購入者のものにする。
販売者側は梱包・発送作業すらしていません。
まぁ販売者側は「届けばいいでしょ」ぐらいに思ってるのかもしれませんが、購入者側はあまりいい感じはしないでしょうねぇ。
「アマゾンの方が安かったってこと?だったらアマゾンで買ったよ!きーっ!」
ってなっちゃうかもしれません。
(私ならなる)
ebayでもそういうことがあって、セラーに警告がきたりしてるみたいですが、私はそういうことはしたことないですね。
バイヤーに少しでも気分よく買い物をしてもらうために、おまけを入れたり、メッセージカードを入れたりしてから出荷するので。
何より梱包が不安ですよ・・・海外用の梱包に慣れていない人の梱包なんて。
とまぁ、たまに物議をかもしだす無在庫販売ですが、もちろんメリットがあるからやってるんですね。
ebay無在庫販売のメリット
まず資金がいらないです。
売れてから購入すればいいんだから、お金がなくても大丈夫。
しかもebayはお金が即paypalに入金されるので、それを使って購入すればお金をお財布から出さなくても買えちゃうわけです。
(あ、でも2020年からpaypal決済一択ではなくなるので、即入金が継続するのかどうかはわかりませんが)
「小資金でできる物販」としては中国輸入が有名ですが、在庫を持てば少額でも資金はかかります。
資金の面だけでいえばなによりも「ノーリスク」と言えるでしょう。
ebay無在庫販売のデメリット
ただし、いいことがあれば悪いこともあるのは当然でして。
一番問題視されるのは「商品がなかった」とき。
出品したときはそのお店にあった商品が、売切れてしまっていたりとか。
品薄になって、プレミアム価格(高額)になってしまっていて、売ったら赤字になってしまうとか。
手元に商品がないので、そういうことも起こってしまいます。
そして「商品が用意できない」となるとキャンセルするしかなくなります。
自社ネットショップなら「ごめんなさい」と謝り倒してなんとかなりますが、プラットフォーム(Amazonとかebayとかメルカリとか)を使った販売でそれが連発するとペナルティや評価が落ちて販売しづらくなったり、最悪アカウント停止になって販売ができなくなってしまうんですね。
おお怖い。
対応策としては「在庫管理をしっかりする」ということしか、結局ないんで。
そこをいかに管理していくか、万が一商品が用意できないときに、どういう対応をとるかがとても重要になってきます。
出品数が100や200なら、まだ根性でなんとかなります。
毎日エクセルで管理してるのを、気合でチェックする!うん!頑張ろう!
でも1,000や2,000になってくると、根性ではもうなんともらない。
マンパワーかツールを使うしかなくなります。
ここが考えどころですかね。
ebay有在庫販売のメリット
まず手元に商品があれば、即出荷ということもできます。
一応「出荷まで数日かかります」みたいなことは、どんなプラットフォームでも設定できると思うんですが、「同じ商品と比べてちょっと高いけど、届くのが早いんだったら」と即日出荷できるお店が選ばれる可能性は充分にあります。
「ちょっと待ってでも安い物を買う」人と同じぐらい「ちょっと高くても早く届く物を買う」人は存在しますから。
そしてその商品がさらに「もう自分しか持っていない」商品だったら。
売切れてしまってどのお店にもないようなものや、1点ものだったら、欲しいお客さんはあなたから買うしかないわけですから。
多少高くたって、多少どころか数倍高くたって買う人は現れるかもしれません。
そういう売り方ができるのは手元に商品を持っている人、だけです。
ebay有在庫販売のデメリット
「100円で仕入れたのが10,000円で売れた!わーい!」という嬉しい悲鳴が上がることもある有在庫ですが、もちろんこちらにもデメリットが。
有在庫は通常の取引形態なので、そんなに不思議ではないと思いますが、
売れなければ当然残ります。
「売れるはず!」と張り切って仕入れた商品が、思ったほど売れず倉庫で眠ったまま・・・なんてことはよくあることです。
ちゃんと資金があって、多少売れるまで時間がかかったっていいや!という余裕があるところはいいですが、
「もうこれ・・・仕入れ値より安くなっちゃうけど、売らなきゃしょうがない」
っていう状況になって赤字でも売る!ってことも在庫を持ってしまうとあるわけです。
もちろんそうならないように、一生懸命商品選定はしてるはずですが。
私が無在庫を選んだわけ
ここはもう他に選びようがなかったというか・・・。
マジで現金がなかったんですよね(泣)。
Amazon無在庫輸出でブイブイ言わせてたんですが、超薄利・超どんぶり勘定のおかげで、まったく現金が手元になかった。
手元にあったのは月商1,000万円をささえた、すごい枚数のカードと、家を買えそうな勢いのカード使用限度枠(笑えない・・・)。
となると、このカードで支払いを少しでも先送りにして、稼ぐ方法を見つけるしかなかったんです。
無在庫一択
だったんですよ。
だからいまだに少額でも在庫を持つと(無在庫98%の残り2%分)、結構緊張します。
「早く売れないかなぁ」とついつい値下げを考えてしまう私。
ちなみに、こういうタイプの人間はFXや株に向いてないです。
いましみじみとそう思った。
私、投資に向いてない。
ガンガンやるのは好きなんだけど、続けることもできる方だけど
待つの、苦手。
だからFXもスキャルばっかだったし、株もデイかスキャル(OLだったのにデイとかスキャルとか。なんでできたのかはまぁ・・・サボってた・・・ごにょごにょ)だったってことは、もう明らかにそうなんだと思う。
そういう「持ってると早くお金にしたい」「損してもいいから現金化したい」という性格の人間は、在庫を持つべきじゃないと思うんですよね。
絶対損すると思う。
結局、無在庫と有在庫とどっちがいいのか
結論から言えば「どっちがいいとは言えない」です。
私みたいに「どーしてもお金ない!でも稼ぎたい!」っていうのであれば無在庫から始めるしかないし
「お金はそこそこある。在庫があるかどうかなんて心配したくない。自分の審美眼を私は信じている!私の目に狂いはない!」っていうのであれば(そんな人じゃなくてもいいですが)有在庫でやればいいと思います。
あ、どっちもやってるって人もいますから。
自分の資金と性格を考えて、選べばいいんじゃないかなと思います。
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